カテゴリー「読んだ本 【な】行」の2件の記事

人間失格・桜桃

人間失格・桜桃 (角川文庫)

太宰治生誕100年ということで、書店では太宰コーナーができてました。

最近文庫のカバーが非常に個性的になってます。

今年角川は祖父江慎デザインで、インパクトのある写真を使っています。

ジャケ買い(?)です。

私小説といってもよいこの小説。

お金持ちの女たらしのボンボンの堕落した話、

と集約するには訴えるものが強すぎると思う。

「なぜお酒を飲むの?」

「お父ちゃんはね、お酒は好きで飲んでいるのではないんですよ。あんまりいい人だから、だから・・・」

ナイーブな故に神経をすり減らし、お酒に逃げるのだと

編集社に勤めるシヅコは理解するが、それでも彼を救うことはできない。

よく言われることであるが、

生きるということは、極めて個人的な問題で、

その言葉の深さを知るには、人生の積み重ねがいるのだ。

帯によると映画化されるらしいけれど、描ききれるのかな・・・

人間失格・桜桃 (角川文庫)

著者:太宰 治

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ノーマライゼーションが生まれた国

ノーマライゼーションが生まれた国・デンマーク (MINERVA21世紀福祉ライブラリー)

ノーマライゼーションとは、

知的障害者にノーマルな生活条件を提供することから発展し、

能力を最大限に発達できるようにするという目的のために、

知的のみならず障害者個人のニードに合わせた援助、教育、訓練を含めて、

他の市民に与えられているのと同じ条件を彼らに提供すること。

これを提唱したN.Eバンク・ミケルセンの生まれた国デンマークの福祉を紹介した本です。

日本が目指す福祉の流れがわかるかと思います。

税制や国民の意識が大きく違うのですが、

世界一住みやすい国といわれる国がどうして実現できたか、

日本が近づくためにはどうしたらいいのだろう。

考えさせられることがいろいろあります。

先日、障害者自立支援法の成立に深くかかわった厚生労働省の局長が逮捕されました。

障害者を新しい見方で支援する仕組みは、走り出したばかり。

日本の将来のために尽力してきた方だったのに、どうして・・という思いでいっぱいです。

ノーマライゼーションが生まれた国・デンマーク (MINERVA21世紀福祉ライブラリー)

著者:野村 武夫

ノーマライゼーションが生まれた国・デンマーク (MINERVA21世紀福祉ライブラリー)

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