カテゴリー「読んだ本 【や】行」の3件の記事

妖怪アパートの幽雅な日常1

妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫) 香月日輪

元は児童文学だったこの作品を子どもだけに読ませておくのはもったいない。
ということで一般書の棚に並ぶことになったみたいな?( ̄ー ̄)ニヤリ
13歳で両親を失った夕士が、半年間住むことになったアパートは妖怪の巣窟だった・・。
しかし、夕士にとっては楽しいのんびりとできる居場所になる。

もちろんファンタジーとしての異世界での出来事は面白いが、
もうひとつこの作品の魅力は、はっとさせられる言葉が飛び込んでくることだ。
『価値観ってのは、一つしかないとそれはもう価値観ですらないんだ。
価値観はいろんな価値観とくらべてこそ価値観なんだよ。』
職場で、みんなが同じ方向を向いたらいいと思うことがよくあるが、
たしかにみんなが同じ価値観しかないと、他が見えない危険性がある。
『みんな違って、みんないい』なんだな。

妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)

著者:香月 日輪

妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)

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野球の国のアリス

野球の国のアリス (ミステリーランド)  北村薫

きれいな日本語が味わいたいと思って北村薫さんです。

探偵のアリスかなと思いきや、ちょっと違いましたね。

少年野球でピッチャーとして活躍していたアリスも中学生になり、

野球から卒業することになる。

軽い絶望感にひたるアリスが鏡の向こうの世界に迷い込み・・・

「かって子供だったあなたと少年少女のために」と銘うってあるシリーズですから、

子供が読んでも大人が読んでも楽しめるものになっています。

北村薫さんらしく、ほのぼのとした感動と切なさとどんでん返しで、

さわやかな読後感です。

野球の国のアリス (ミステリーランド)

著者:北村 薫

野球の国のアリス (ミステリーランド)

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夜叉桜

夜叉桜

同心木暮信次郎、凄腕の岡引伊佐治、小間物問屋遠野屋の主人、立て続けに殺された3人の女郎の事件をめぐって、各々の環境と気持ちが交差する。

人間は生きながらに鬼にもなれ、仏にもなれる。六道の輪廻を繰り返しているものなのだ。

あさのあつこさんというと、バッテリーとか若い人向けの作品が得意だと思っていただけに、しっかりとした時代捕り物が書けるのにびっくり。
つらつら読んでしまった。

この前作の弥勒の月も借りてきているのだが、つい題名にひかれ先にこちらを読んでしまった。これはこれで正解かもしれない。

夜叉桜

著者:あさの あつこ

夜叉桜

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