カテゴリー「読んだ本 【あ】行」の7件の記事

ヴァン・ショーをあなたに

ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)

『絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ』と銘打ったように、下町のフレンチレストラン「パ・マル」を舞台に美味しいフレンチと生活の中のちいさな謎が綴られる。

ありがちな設定ではあるのだが、謎ときの後には、余韻の残る作品たちである。

読んでいて豚肉のリエットが登場する場面では、ときどき行くレストランを思い出しした。自家製パンに添えられてでてくる、あれだ。(笑

表題のヴァン・ショーはフランスのホットワインで、クリスマス準備のマルシェでは、屋台がでるくらいのメジャーなもの。そのレシピは人それぞれに違い、アルザス地方では白ワインのヴァン・ショーもあるのだそうだ。なかなか奥深いですね。

ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)

著者:近藤 史恵

ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)

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陰陽師 天鼓ノ巻

陰陽師 天鼓ノ巻

陰陽師シリーズ7作目。
変わらぬ晴明と博雅である。
今回大きな役回りは蝉丸。
百人一首にも歌を残している蝉丸については、いくつかの伝説があり、存在自体危ぶまれる人物である。

この作中では、心離れたことが元で亡くなった北の方を『心はあげられないが、生命はあげられたのに』と言って自分に取り憑かせている。憑き物を払う晴明にも、人と人の心には踏み込むことができないのである。

また蝉丸は酒を飲むのは、風をいただくという。酒を頂く前に、杯に入った酒の上を吹いている風を飲むというのだ。
晴明や博雅と共に、晴明邸の庭を眺めながら、杯の風を味わいたいものである。

陰陽師 天鼓ノ巻

著者:夢枕 獏

陰陽師 天鼓ノ巻

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おそろし

おそろし 三島屋変調百物語事始

おちかは、ある事件の後、
叔父の神田三島町の三島屋に身を寄せることになる。
ある時、急な叔父夫婦の留守に、
話相手をしたのがきっかけで、
百物語を聞き集めることになる。


さすが宮部みゆきさん、
階段を進むように、
不気味さを増しながら、トントンと話は進んでいく。

不吉とされる彼岸花、綺麗だと思うのですが。

おそろし 三島屋変調百物語事始

著者:宮部 みゆき

おそろし 三島屋変調百物語事始

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一心斎不覚の筆禍

一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵

居眠り紋蔵シリーズも9巻目。
子供も成長して、子供なりの考えや社会を作っていく。

早くて年に1回のこのシリーズの発売を心待ちにしてているのは、
いつの世も庶民の視点は変わらないのだなぁって、安心をもとめているのかも。

一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵

著者:佐藤 雅美

一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵

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一角獣の繭

一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス―建築探偵桜井京介の事件簿 (シI-19))

建築家探偵桜井京介シリーズもついにラストへの助走が始まったかという感じ。

本編は松浦窮との因縁の対決に蒼の恋愛をからませて、京介の影は薄い。

「優しい死神」それは松浦の被った仮面ではなく、京介のことなのか。

一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス―建築探偵桜井京介の事件簿 (シI-19))

著者:篠田 真由美

一角獣の繭  建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス―建築探偵桜井京介の事件簿 (シI-19))

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【Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークⅦ】

オレオレ詐欺に加担したニート、高額なアートローンを組まされた臨時工。

まさしく今の格差社会で、どん底組のメンバーが巻き込まれる事件を通し、
人間の揺らぎないプライドや意地を語る。


ーどんな脇役にだって、誇りもれば意地もある。ゆるがせにできないプライドや、絶対に守りたいスタイルがある。

Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク7/石田 衣良
¥1,600
Amazon.co.jp

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アフターダーク

【アフターダーク】村上春樹


午後11時56分から午前6時52分の都市。

ファミレスで夜明かししようとするマリ、徹夜でバンドの練習をするタカハシ、

ラブホ「アルファヴィル」の管理人をするカオル、中国人娼婦に暴力をふるった白川、

眠り続ける浅井エリ。


物語は序章なのだろう。


村上 春樹
アフターダーク

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