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架空の料理空想の食卓

架空の料理 空想の食卓 【リリー・フランキー +澤口知之】

料理を味わうというのは極めて個人的なものであり、

味というものは極めて抽象的なものである。

さらに、たとえば「失恋レストラン」で

「ぽっかり空いた胸の奥に つめこむ飯を食べさせる」という歌詞があるけど、

それはどんな料理なんだろう? それらを空想して、作ったのがこの本なのです。

文を読んで食べてみたくなるものと、

文を読むと食べる気が失せる料理があるのは不思議。

料理が単に食欲という本能だけで成り立つものではないってことですよね。

印象的なのは、前書きで旦那が10時過ぎに帰ってくると、

妻が缶ビールを開けてラーメンを鍋からすすりながら、TVを見て笑っている。

それを見た旦那は妻にわからないように、そっとまた夜の街に戻っていく。

「エサ」が「食事」に「作業」が「表現」に「努力」が「情熱と愛情」に変わる魔法を

料理は秘めている。

ラーメンを鍋からどんぶりに移すことで、それははじまる・・・そうだよなぁ。

何かのせようか、とかなにかつけ足そうかとか考え始めるものね。

とはいいつつ、ありえない豪華な料理がほとんどですので、

(しかも食べたいと思えない)作るというより、見る料理本です。

ビジュアル的にも、かなりエキセントリックかも。

架空の料理 空想の食卓

著者:澤口 知之,リリー・フランキー

架空の料理 空想の食卓

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